お見送りの空間プロデュースのお手伝いをさせていただきました。
"葬式でよく見かける菊やカーネーションの祭壇はいやだわ"
お花が大好きな奥様のひと言で、わたしたちPrayer's marketがお手伝いさせていただくことになりました。
故人様は誕生月にお亡くなりになりました。 ご家族とご相談させていただき、新緑のイメージで式場を創らせていただくことになりました。
☆写真の式場空間プロデュースは、Prayer’s market
雨に濡れた新緑が恵の雨をぐんぐん吸い上げて生き生きと葉を広げる季節。 式場にご着席された時にまるで森林浴をしているような瑞々しい草花のエネルギーを感じられる空間にさせていただこうと決めました。
また、長年お付き合いのあったご友人の方々が故人様にとても会いたがっていると聞いていたので、開式前と閉式後には故人様を囲んで対面ができるように、お柩の前にはお花は置かないレイアウトにしました。
そこには、ウィルライフ社製の環境に配慮したお柩『エコフィン・エブリー』がとても良い状況をつくってくれました。
『エコフィン・エブリー』の蓋は、セパレートタイプで、よく見かけるお柩よりも大きく蓋が開くので、故人様を囲んで3人4人とみんなでお話ができるのです。
お柩を載せている台は、エコフィンと同じ素材のトライウォール製のスツールを組み合わせました。
エコフィンの代金の一部は、森林を守る活動に寄付されます。 旅立たれる尊い生命が新しいカタチとして未来へと受け継がれていきます。
エコフィン http://www.willife.com/products/
式当日には、現場でお客様の想いが反映された式場になっているのか、お客様の動きやそこから伝わるお気持ちからきちんと検証していかなければと思っていましたが、その心配は必要なく、当日の式場では故人様のお柩の周りには自然と3人4人と人が集まり、故人様を囲んでお話がはじまっていました、
意図したことがカタチになり、ホッとした瞬間でした。
大切なかけがえのない時間をどのようにサポートし、どのように形作れるのか… 少ない脳みそをフル回転させながら、あーでもないこーでもないと考える時間はわたしにとって何よりも好きな時間でもあります。
また一つ、次に繋がっていく大きな学びをいただきました。
式壇バックの切り絵は、境界剪画(きょうかいせんが)アーティストのSab氏の作品です。 大きな和紙をフリーハンドで切り上げております。 最後にこの切り絵は、お柩の上に掛けて故人様をお送りしました。
故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
そして、このご縁に、また一緒に走ってくれたチームの仲間に心から感謝しています。