"これはもしかしたら故人様からのサインかもしれない"
葬儀を担当していると、時にそう感じることがあります。
先日こんなことがありました。
プレイヤーズマーケットが担当する葬儀では、ご供花の芳名板の名札はわたしが作っているのですが、今回、ある方のお名前の表記を間違えてしまうというミスをしてしまいました。
当日ご本人からご指摘を受け、名札は訂正させていただいたのですが、そのお陰でわたしはその方とお話をさせていただく機会を得て、その方が故人様にとってとても大切な存在であることを知りました。
そして、こうおっしゃいました。
『故人の誕生花はすずらんなのですね。実はわたしも同じ誕生日なんです。これからはすずらんを大切にします。』
式場には、故人様の誕生花であるすずらんの花を生けていました。
すずらんの開花時期にはまだ早く、この時期は市場に予約しておかないと手に入らないのですが、今回はラッキーにも他でキャンセルが出て手に入れることができたものでした。
この偶然の重なりをわたしは偶然とは思えませんでした。
故人様がその方に
【これからも大切に思っている】
と伝えたいのではないか、そう思いました。
早速市場にすずらんを予約して、後日その方の元に故人様からのプレゼントとして花言葉を添えて送らせていただきました。
●すずらんの花言葉は…
「再び幸せが訪れる」
故人様は、大切な方の幸せを何よりも願っていらっしゃると思いました。
そして、わたしたちスタッフ仕事は、無理に何かをやろうとするのではなく、ただ目の前に起こることにしっかりと目を凝らし、耳を澄ませることなのだと思います。
目に見えることにも、目に見えないことにも。
そのためには、いつでも心をクリアにフラットにしていられるように心がけたいと思います。
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