ご自宅で行われたご葬儀。
LDKとそこに続く和室6畳間を使っての設営でした。
ご家族が中心の少人数でのお見送りでしたので、お寺様とご相談させていただき、一般的な仏教葬のレイアウトではなく、故人様のお柩を真ん中に置き、故人様を囲むようにお寺様もご家族も着席していただき、お式は執り行われました。
とてもオシャレな方で、旅立ちのお洋服も、故人様のお気に入りの中から、色鮮やかで品のある柄のブラウスが選ばれました。
式中は、お柩の蓋は閉めずに、また故人様にはお布団は掛けずに、その美しいブラウスもご覧になれるようにしました。
そのため、納棺師がドライアイスの当て方も工夫してくれました。
写真左手前のアレンジメントは、そのブラウスの色合いに合わせて、フローリストがアレンジさせていただきました。
昔の自宅葬のイメージをお持ちの方も多く、「自宅でお式を行うと大変だ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、昔のような設営はせず、ご自宅の事情や間取りに合わせて、さまざまな工夫やご提案させていただいていますので、デメリットよりも、メリットの方が多いように感じています。
今回の自宅葬のタイムスケジュールは、
●通夜式の日は、
午前中にお花の設営。
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ご家族のランチタイム
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午後13:30〜15:00まで納棺式。
プロの納棺師が入らせていただき、ご家族と一緒にお身体のケア、お洋服のお召し替え
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午後16:00〜17:00 通夜のお経
●葬儀式は、
10:00〜11:00 葬儀のお経
11:00〜12:00リビングにて故人様を囲んで軽食
※この間に、わたしたちスタッフは、和室に設営していた道具を全て撤去し、花入れの準備、後飾り壇の設営をさせていただきました。
こうすることで、ご家族が火葬場へ出発された後にご自宅の鍵を預かって片付ける必要がなくなります。
※ご不在の時に、ご自宅の鍵をお預かりすることは、何かあった時に責任が取れないと考えるので、このようにさせていただいています。
12:00〜13:00お花入れ、最期のお別れの時間
通夜式を16:00から開式にしたり、お別れの時間を長く設定したり、ご家族のご希望に合わせて行うことが出来るのも、自宅葬のメリットです。
また、コロナ禍で、施設や病院での十分なご面会が叶わなかった方もいらっしゃいます。
一度、お家に帰らせてあげたいとおっしゃるご家族も多くいらっしゃいます。
お客様にご負担がかからずに、
ご希望に沿うお見送りを行うためには、
わたしたち葬儀従事者には、柔軟な知恵と工夫が求められていると感じています。
今後、次世代を担う若いスタッフに講習会を行う機会をいただけたら、そのような話をさせていただきたいと思っています。
フラワーデザイン: 阿田子 はづき
切り絵(境界剪画): 杵淵 三朗
●我が家の庭で育てた草木花たちも、
故人様のお庭の草木花も、
お見送りの式場にアレンジさせていただいています。
https://prayersmarket.wixsite.com/keisato
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●Prayer's marketとは… (pray=祈り)
心に寄り添う優しく美しい草木花の葬儀社
わたくし佐藤けいとフラワーデザイナー 阿田子 はづきがタッグを組み、上質で洗練された花空間を良心的な金額でご提供し、
お客様のご要望に応じた柔軟なサービスを心がけています。
フラワーアレンジメント教室も企画運営し、これまで葬儀をお手伝いさせていただいたご遺族にもご参加いただいています。
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